2026-04-19 月の純粋な痛み 月光はひどくか細かった息をする事さえためらうほど脆くみえた 月明かりと夜の淵はとっても曖昧で風がふくとハレーションを起こし混沌とした悩ましい表情をみせる 光には突き刺すような静寂があり夜には目玉焼きみたいな温もりがあった そっとそっと縁を撫でてみると月光は細い銀の針となって幾千もの筋になり月に向かったり地面に突撃したり僕の心を貫いたりした そして消滅する夏の夜の夢みたいに 目玉焼きみたいな温もりだけを残して #現代詩