パンキッシュな白昼夢

オバカニストが見てる真昼の夢です

月の純粋な痛み

月光はひどくか細かった
息をする事さえためらうほど
脆くみえた


月明かりと夜の淵はとっても曖昧で
風がふくと
ハレーションを起こし
混沌とした悩ましい表情をみせる


光には突き刺すような静寂があり
夜には目玉焼きみたいな温もりがあった


そっとそっと縁を撫でてみると
月光は細い銀の針となって
幾千もの筋になり
月に向かったり
地面に突撃したり
僕の心を貫いたりした


そして
消滅する
夏の夜の夢みたいに


目玉焼きみたいな温もりだけを残して

 

#現代詩